中国で高速鉄道に乗る方法|パスポートでの切符購入・改札・乗車の流れ
中国で少し遠くへ出かけるときに便利な高速鉄道。パスポートでの切符購入、駅での荷物検査、改札、ホームでの待ち方まで、初めて乗る人向けに流れを整理します。

中国生活で高速鉄道を使う場面
普段の中国生活は、同じ都市内であれば地下鉄、バス、タクシー、配車アプリでほとんど移動できます。ただ、週末に少し遠くへ旅行したいとき、出張で別の都市へ行くとき、家族で近郊都市へ出かけるときには、高速鉄道を使う場面が出てきます。
中国では、日本の新幹線に近い感覚で使える高速鉄道が全国に広がっています。上海、北京、広州、深圳などの大都市からは多くの列車が出ており、上海から南京、蘇州、杭州のような近距離移動でもよく利用されます。
外国人はパスポート情報で切符を買う
中国の鉄道は実名制で、外国人は通常、パスポート情報を使って切符を購入します。購入時に登録したパスポートが、そのまま駅での入場、改札、乗車確認に使われます。
在住者であれば、旅行代理店系のアプリや中国鉄道の公式サービスである12306を使って、AlipayやWeChat Payなどで購入できる場合があります。会社の担当者や同行者が、本人のパスポート番号を使って事前に購入してくれることもあります。名前やパスポート番号の入力間違いがあると乗車できない可能性があるため、購入前に必ず確認しましょう。
短期旅行者は駅窓口の利用も考える
短期旅行や出張で一時的に高速鉄道に乗るだけの場合、中国の旅行アプリや12306の設定が難しく感じることがあります。その場合は、パスポートを持って駅の窓口で購入する方法もあります。
ただし、近年はオンライン化が進み、駅によっては開いている窓口が少ないことがあります。窓口が一つしか開いていない、長い列ができている、ということもあるため、当日に慌てて買うより、時間にかなり余裕を持つのが安全です。大事な移動であれば、前日までに駅へ行って購入しておくくらいの感覚でもよいでしょう。
人気路線は事前購入が安心
上海から南京、上海から杭州のような利用者の多い路線は列車本数が多い一方で、週末、連休、出張時間帯などは直前に希望の列車が取れないことがあります。中国の高速鉄道は便利ですが、必ずその場で希望時間の切符が買えるとは限りません。
予定が決まっている移動は、できるだけ早めに購入しておきましょう。どうしても自分でオンライン購入が難しい場合は、勤務先や現地の知人に相談し、パスポート情報を正確に伝えて購入してもらう方法もあります。
駅に着いたら荷物検査を通る
高速鉄道の駅に着いたら、まず駅入口で本人確認や荷物検査を通ります。大きな駅では入口から待合エリアまで距離があることもあり、初めて行く駅では想像以上に時間がかかります。
荷物検査を通過したら、駅構内の掲示板で列車番号、発車時刻、改札口を確認します。中国の鉄道駅では、飛行機の搭乗口に近い感覚で、列車ごとに指定された改札口や待合エリアで待つことが多いです。
紙の切符がなくてもパスポートで乗れる
電子チケットで購入している場合、基本的には紙の切符を受け取らなくても、購入時に使ったパスポートで改札に進めます。改札開始時刻になると掲示板に表示が出るので、周囲の乗客と同じように列に並びます。
外国人がパスポートで改札を通る場合、中国の身分証カードを使う乗客よりスキャンに時間がかかることがあります。自動改札で読み取りに失敗することもあるため、できれば有人対応しやすい端のレーン、特に係員がいる側に並ぶと安心です。うまく読み取れない場合は、係員がパスポート番号を確認して通してくれることがあります。
ホームでは車両番号に近い場所で待つ
改札を通るとホームへ進みます。中国の高速鉄道のホームは広く、列車も長いため、自分の車両番号に近い位置で待つことが大切です。購入時の情報には、列車番号、車両番号、座席番号が表示されています。
ホーム上の案内表示や床の番号を見ながら、できるだけ自分の車両に近い場所へ移動しておきましょう。列車が到着してから大きな荷物を持って長い距離を移動するのは意外と大変です。乗車後は指定された座席番号を確認して座ります。
夜行列車も中国旅行の楽しみ
中国には、高速鉄道だけでなく、今でも夜行列車が多く走っています。日本では夜行列車に乗る機会がかなり少なくなりましたが、中国では長距離移動の選択肢として、寝台列車を体験できる路線があります。
将来的には路線や本数が変わっていく可能性もあります。中国での移動に慣れてきて、少し旅らしい経験をしてみたい方は、夜行列車も一度調べてみると面白いでしょう。
まとめ
中国の高速鉄道は、都市間移動にとても便利な交通手段です。外国人はパスポート情報で切符を購入し、電子チケットの場合は購入時のパスポートを使って駅に入り、改札を通り、列車に乗ります。
一方で、窓口の数が少ない、パスポート読み取りに時間がかかる、人気路線は直前に売り切れる、といった注意点もあります。旅行や出張で使う場合は、早めに切符を確保し、駅には余裕を持って到着するようにしましょう。
参考情報
中国鉄道の切符購入、実名制、電子チケット、パスポート利用に関する最新情報は、12306 CHINA RAILWAY公式FAQも確認してください。